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2018 年度 研究成果報告書

最新手法から探る海洋環境における金の分布とその動態

研究課題

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研究課題/領域番号 16K12589
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 環境動態解析
研究機関国立研究開発法人海洋研究開発機構

研究代表者

天川 裕史  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 次世代海洋資源調査技術研究開発プロジェクトチーム, 特任主任技術研究員 (60260519)

研究協力者 柏原 輝彦  
深海 雄介  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード金濃度 / キレート樹脂 / 海水 / マンガンファイバー / マンガンノジュール
研究成果の概要

最新のキレート樹脂を用い、海洋環境試料中の金濃度の定量を行う手法を開発し、それを実試料に適用した。金をはじめとする様々な貴金属を濃縮する海洋底に存在するマンガンノジュールの標準試料の分析値はばらつきを示し、これは金が試料中に偏って存在することを示唆する。海水試料については、海水中の金を濃縮したマンガンファイバーを測定し濃度を決定したところ、定量値が得られたものに関しては文献値とほぼ同じレベルとなった。

自由記述の分野

環境学

研究成果の学術的意義や社会的意義

金は誰にとってもなじみ深い元素で、その希少性より高価で取引されている。しかしながら、海洋を含めた地球表層における濃度分布に関する情報は乏しい。本研究は、金濃度が極めて低い海水などの海洋環境試料の定量値を最新の手法を駆使することで決定する試みである。得られた定量値は、従来の報告値と矛盾しないものであったが、従来法と比較しより簡便な方法で行うことができた点が意義深い。

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公開日: 2020-03-30  

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