多くの遊離アミノ酸が若齢期のマウスに比して中年期のマウスの子宮と卵巣で有意に高くなることが判明した。子宮と卵巣の遊離アミノ酸含量にストレスの影響は認められなかった。また、若齢期に比べ、中年期のマウスの卵子では活性酸素の増加は見られたが、卵子の質の低下は確認されなかった。 妊娠期のストレス負荷群において、母体血漿の一部のアミノ酸で有意な減少が認められた。一方、ミルク中の遊離アミノ酸濃度に変化は見られなかった。授乳期におけるストレス負荷は母マウスの血漿遊離アミノ酸の多くを有意に低下させることが判明した。また、授乳期に直接ストレス負荷を受けることによりミルクの遊離アミノ酸含量に変化が認められた。
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