高磁場MRI装置の導入が医療現場で進んでおり、診断のみならず治療の場で用いることも期待されている。高磁場化により画像の解像度が向上することのメリットは大きい反面、高周波磁場の影響により治療用のデバイスは制約を受け、ロボット・マニピュレータ等を導入する場合では、その構成要素において金属材料を用いたモータ・アクチュエータの使用は困難となる。本研究では、電気配線が不要でオール樹脂化が可能となる新たなモータ・アクチュエータの構造として、レーザー誘起バブルを駆動源に用いることを提案し、原理確認実験を通じてその実現可能性を検討した。
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