現代医療において、内視鏡・カテーテルは、重要な検査・治療医療機器となっている。私達はこれまで光を当てると屈曲する種々のフォトメカニカル結晶を開発してきた。そこで、フォトメカニカル結晶をアクチュエータに用いた、新方式の光駆動カテーテルを作製する研究を行った。フォトメカニカル結晶のヤング率、応力などの機械的特性、繰り返し光屈曲の耐久性を実際に測定した結果、光駆動アクチュエータに使用可能であることが確認された。今回、5 Hzの速い屈曲を示す新たなフォトメカニカル結晶も開発した。最終的に、フォトメカニカル結晶と光ファイバーとの接続を行い、プロトタイプの光駆動部を作ることができた。
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