小学生児童について、自由歩行時の足部内側縦アーチ構造の変形にちて足底圧パターンと併せて検討した。被験者は小学校女子児童1年生(21名)と6年生(24名)とし、self-paced speed walkingを対象動作とした。足部に添付した解剖学的ランドマークからアーチ角度、アーチ高およびアーチ長の変化を定量化した。歩行動作において、小学校1年生、6年生ともに接地約75%の地面反力の第2ピーク出現時に、アーチ角度、アーチ高およびアーチ長の変化が最大となった。1年生と6年生の比較では絶対量では6年生が大きな値を示したが、体重あたりの地面反力および足長当たりのアーチ高やアーチ長は同等であった。
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