研究課題
挑戦的萌芽研究
衝動的攻撃性の制御機構とその発達過程を調べるため、まずラットにおいて前頭葉の眼窩前頭皮質を薬理学的に抑制した時の行動変化を調べた。その結果、ラットにおいてもヒトと同様に眼窩前頭皮質が衝動的攻撃性の抑制に関わることを明らかにした。また幼少期ストレスの影響を調べるため、電気ショックによる身体的ストレスと社会的隔離を組み合わせた新たな動物モデルを開発した。その過程で、オープンフィールド試験での壁の高い位置へのよりかかり行動が、不安様行動の新たな指標となることを見出した。
発達神経科学