研究課題/領域番号 |
16K13190
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
芸術一般
|
研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
エグリントン アンドリュー 甲南女子大学, 文学部, 講師 (30707948)
|
研究分担者 |
エグリントン みか 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (50632410)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
キーワード | トラウマ / カタストロフィ / 舞台芸術 / 表象 / 不可視 / 3.11 / 核 / フクシマ |
研究成果の概要 |
3.11以降、地震と津波という目に見える天災と、放射能汚染という目に見えない人災が、舞台に表象された/されなかったのかを検証し、表象も修復も不可能なカタストロフとトラウマに向き合う芸術の社会的役割を主にアジアに生きる女性演劇人の視点から考察し、国際シンポジウム、芸術祭、演劇祭などで討議し、その成果を新聞記事や学術論文・書籍で日本語と英語で発表してきた。4年にわたる研究期間を統括するにあたり、雑誌論文14本、図書2本、英語論文発表4本、そして映像/演劇公演の翻訳や文化イベント企画、シンポジウム、キュレーション10本、合計30本を業績に挙げた。
|
自由記述の分野 |
舞台芸術
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会動向を反映して変化し続ける舞台芸術を記録し、共有する手段として、英字新聞"The Japan Times"を筆頭に日英の二ヶ国語で執筆するとともに、翻訳者として、舞台芸術の創造に積極的に参画した。並行して、アジア女性舞台芸術会議、ダンス・ボックス、Kyoto Experiment芸術公社といった演劇実践者たちと連動し、社会と大学と劇場をつなぎながら、国際会議、芸術祭、演劇祭、演劇パフォーマンス、トークを企画・運営し、その営為を言説化・アーカイブ化することによって、アカデミアはもちろんのこと、そこに留まらないより幅広い層の読者・観客と研究課題を共有することが可能となった。
|