障害の種別や程度が多様な方々に、ドイツで開発されたボール運動プログラム「バルシューレ」を参考とした運動プログラムを実践した。 多様な運動形態を含みつつ楽しめる内容とすることや、潜在的学習(課題遂行時にスキル獲得について逐一指摘・助言をしない)を重要視することによって、取り組んだ者の動きの幅の広がりや運動への積極性向上が期待できることがうかがえた。 社会福祉施設において取り組むには、実際に指導者となる施設職員の意識が重要となるが、日頃運動に取り組んでいない施設の職員ほど用具や場所、マンパワーの充足を懸念しているものの、ほとんどの職員がプログラムへのメリットを認識していた。
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