研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者介護の現場では,介護技術の標準化によるサービスの質の向上が課題となっており,この課題解決のために有効な研修が求められている.本研究で作成した,ビジュアルマニュアルは,文字と静止画が主体であった従来のマニュアルと比べ,視覚的・感覚的に理解しやすく,短期間に技術を習得できるだけでなく,教える側の質を均質化することができる.高齢者のみならず介護現場で開発・利活用された事例の報告はない. 本研究の結果を用いてeラーニングシステムを構築することで,介護サービスの標準化・質向上に寄与することが考えられ,誤嚥性肺炎の低下につながり,医療費の低下や要介護者の QOL向上に結びつくことが予想される.
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