研究課題/領域番号 |
16K13498
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
山崎 久美子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 准教授 (30200653)
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研究分担者 |
逸見 功 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50173563)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 一人暮らし高齢者 / 孤独死 / 心理特性 / 尺度開発 / 見守り支援利用者 / 見守り支援者 |
研究成果の概要 |
文献研究とインタビューによって作成された「孤独死のリスクのある一人暮らし高齢者の心理行動特性」24項目と妥当性を検討する「被援助志向性尺度(田村他,2001)」11項目の質問への回答に欠損値がある44通を除く258通(計516名)を対象に因子分析を行った結果、4因子14項目が抽出された。第1因子を「他者と人間関係を築ける力」因子(6項目)、第2因子を「他者からの支援を信頼する力」因子(4項目)、第3因子を「他者に対する警戒心」因子(2項目)、第4因子を「他者からの自立心」因子(2項目)と命名した。尺度の信頼性と妥当性を検討したところ、尺度の内的整合性は高く、また、尺度の妥当性が確認された。
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自由記述の分野 |
臨床心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢化社会を迎え、孤独死者数が増加し、孤独死防止へ向けた対策は緊急課題となっている。実際の方策の格は、地域住民による見守り支援であるが、支援の指針やガイドラインは今のところない。「一人暮らし高齢者の他者とつながれる心理行動特性」を踏まえた見守り支援は、支援の効率化と効果に有効であり、本尺度は行政による孤独死対策のガイドライン策定に寄与できる可能性がある。
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