研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では視覚障害者の日常での使用を目的とした「触覚タイプ色彩伝達装置」を開発した。本装置は理科実験等における色の微妙な変化過程や色の濃さの違いを伝達することができる。装置は色センサとワンチップマイコンおよび色を表現する機構部品から構成した。色センサからのデジタルデータを周波数に変換しサーボモータもしくは振動スピーカに出力するアルゴリズムを考案した。
福祉機器開発
本研究の目的は,盲学校における理科の授業および視覚障害者の日常での使用を目的とした「触覚タイプ色彩伝達装置」を開発することにある。本開発装置は市販されている「音声式の色認識装置」では使用困難な理科実験における色の微妙な変化過程や色の濃さの違いを伝達する装置である。さらに,本装置は視覚と聴覚の重複障害者へ色を伝達する生活支援装置としての有用性も期待できる。