ここでの研究成果は,非常に近い研究対象を扱ってきたにもかかわらず、独立に発展してきたオートマタ群、離散可積分系および情報科学の各分野の観点を包括的に取り入れている点に学術的意義が見出される.代数学や離散可積分系の理論を経由せず Turing 型オートマトンを直接扱うことで、これまで予想もされていなかった新しいモデルとその解法がみつけることができ,さらに組織的に調べあげていくことで、Turing 型オートマトンに対する組織的な解析を可能にすし,オートマトンに関連する幅広い分野に貢献することが期待できる.
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