非侵襲性が特徴である光電界センサーを宇宙空間でプラズマ波動を観測する衛星搭載センサーとして利用する上での技術的な評価と開発ポイントについて明らかにした。特に衛星観測で用いられるトップハット型のダイポールアンテナを光電界センサーに接続した上で、その電気的特性を実験により明らかにした。そして、光電界センサーは、従来の科学衛星に搭載されている電界センサーの感度に対し劣るものの、すべての周波数帯にわたって通常強度のプラズマ波動であれば観測できることを示した。また、光電界センサーの特徴である「センサー部に計測回路のグランドを接続する必要がない」ことから、外来導電性ノイズに対して非常に強いことも実証した。
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