研究成果の概要 |
論文中のグラフ画像から実験データを効率的に収集する世界初のWebシステムStarrydataを開発し、材料インフォマティクスのオープンデータベースを公開した。応用例として、熱電材料についての実験データ収集を進め、約2,500本の熱電材料に関する論文から15,000試料を超える膨大な実験データの収集に成功した。ベストデータに偏ることなく幅広い特性の試料を収録した点、データ一括ダウンロード機能を搭載した点で画期的である。得られた熱電特性データと第一原理計算データを合わせて電子緩和時間の評価に成功した。さらに、化学組成を入力とした熱電特性の機械学習を行い、平均誤差85%程度の熱電特性予測に成功した。
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