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2018 年度 研究成果報告書

無農薬栽培はなぜ失敗するのか? ―IBM成功圃場の分子生態モニタリングから探る―

研究課題

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研究課題/領域番号 16K14868
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 植物保護科学
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

霜田 政美  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, ユニット長 (80344000)

研究分担者 村路 雅彦  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 主席研究員 (20355746)
上原 拓也  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 研究員 (80756023)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードIBM農業 / 植物保護 / 農業生態系 / 生物多様性 / 生物間相互作用 / 土着天敵 / 天敵温存植物 / 発光ダイオード
研究成果の概要

本研究では、野菜栽培において生物多様性管理に基づく無農薬栽培、即ち、Integrated Biodiversity Management(IBM農業)を試みた。具体的には、ナス露地栽培において複数種のコンパニオン作物を混植して豊かな生態系を維持するとともに、天敵誘引LED光源を用いて天敵を圃場内に優先的に呼び込み、高密度に維持した。農業生態系の分子生態モニタリングを実施し、無農薬栽培環境下における植物・害虫・天敵間の生物間相互作用について解析した。

自由記述の分野

応用昆虫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

私たちの研究では、野菜の無農薬栽培において、昆虫・昆虫間、昆虫・植物間の相互作用がどのように働き、農業生態系のバランスが保たれるのかについて考察した。畑にいても農作物にほとんど被害を与えない虫、即ち「ただの虫」がいることで豊かな農業生態系が維持されると考えており、IPM農業(農薬使用を前提にした減農薬栽培)ではなく、農薬を使わず農業生態系を利用する栽培法(IBM農業)の可能性を探求した。

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公開日: 2020-03-30  

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