オオシロアリ共生原生生物が持つセロビオヒドロラーゼの麹菌を用いた生産を試みた。A. aculeatus由来のbeta-グルコシダーゼ (BG) と共発現させたところ、共発現させない場合に比べ多く生産が認められた。材食性ゴキブリ由来BGであるPaBG1b、A. fumigatus由来グルクロン酸エステラーゼAfGE、およびシロアリ共生原生生物由来マンナナーゼの生産も行い、PaBG1bとAfGEがともに高い比活性を示すこと、マンナナーゼのサブサイト-5付近のTrp残基の重要性を明らかにした。また、タカサゴシロアリ共生細菌由来キシラナーゼが既知酵素に比べて20倍高い触媒効率を示すことを明らかにした。
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