Campylobacter属細菌10種の糖鎖転移酵素PglBの一次構造、転移糖鎖構造の多様性、タンパク質三次構造に関する報告を元に、変異型pglBを設計し発現ベクターに挿入した。転移活性効率は低下した。大腸菌のペリプラズム画分にて抗体を可溶性かつ活性型で生産させるためペリプラズム移行シグナルPelBを付加したH鎖、L鎖をコードする遺伝子を持つ発現ベクターを構築した。H鎖は可溶性タンパク質画分としての生産性は低く、L鎖の発現そのものが低かった。PglBの代わりにDesulfovibrio菌由来DsPglを、Truncated型抗体を用いた転移活性評価へと計画変更し実験に着手した。
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