研究課題
挑戦的萌芽研究
PD-1やPD-L1などの免疫チェックポイントを標的とした抗体による免疫療法はヒトの悪性腫瘍疾患に対する治療法として広く使用されて始めている。しかし、イヌにおいては免疫チェックポイントを標的とした抗体による免疫療法の報告はない。そこで本研究では、キメラ抗PD-L1抗体を開発し、難治性の悪性腫瘍に罹ったイヌに対する臨床応用研究を行った結果、悪性黒色腫と未分化肉腫において腫瘍の退縮効果が確認された。本開発技術は,悪性黒色腫をはじめとしたイヌの難治性腫瘍の新規治療薬として期待できる成果と考えられた。
腫瘍免疫、臨床免疫、感染免疫