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2017 年度 研究成果報告書

慢性ストレスにおける固有感覚異常が惹起する異常疼痛発症メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K15170
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関名古屋大学

研究代表者

木山 博資  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (00192021)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワード疲労 / 慢性ストレス / 慢性炎症
研究成果の概要

線維筋痛症や慢性疲労症候群(CFS)で見られる慢性疼痛発症メカニズムを明らかにするために、慢性ストレスを負荷するラットCSFモデルを用い検討した。このモデルではストレス負荷後に慢性的異常疼痛が見られる。ストレス負荷開始後、まず後根神経節の固有感覚ニューロンの過活動が生じ、次に脊髄後角の内側部でのミクログリアの活性化、さらに前角背側部の運動ニューロン周辺にミクログリアの活性化が認められた。これらの活性化が見られる領域は脊髄の反射弓に沿っており、抗重力筋などの無意識下の緊張の持続が反射弓の過活動を惹起し、それに沿った領域でミクログリアが活性化し、それが疼痛の記憶となっていることが示唆された。

自由記述の分野

神経解剖学

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公開日: 2019-03-29  

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