研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は副交感神経活性に由来した恐怖性徐脈反応を担う中枢回路の解明を目的とした.中枢回路標識実験から,恐怖時に興奮し,徐脈反応に関連し得る視床下部・中脳・延髄の領域を含む脳内ネットワークを明らかにした.次に,覚醒ラットの生体信号記録と光遺伝学/DREADDsを組み合わせた実験から,そのうちの一経路を生成する神経細胞集団の選択的活動抑制が恐怖性徐脈反応に与える影響を検討した.しかし,その経路が恐怖性徐脈を担う実験的証拠を得なかった.
自律神経生理学