本研究では電磁石を用いた磁界による電子線からの光子の効率的発生を目的とした高コントラスト画像の取得を研究テーマとした。加速器のヘッド下部に電子線の収束電磁石と偏向磁石を設置し、電子線をスキャニング制御することで画像を取得する方法を提案した。偏向結果についてEPIDによる画像および電離箱線量計による測定結果を示した結果、最小で1 mm 程度の電子の収束できることが確認された。また電源装置のプログラムによる制御で自由な照射位置の設定が可能であることも示した。これに加え高線量率の放射線場で300 keV 以上のエネルギーの光子を正確に測定できる検出装置を提案し新しい画像生成法の基礎部分完成された。
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