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2017 年度 研究成果報告書

低濃度2EH慢性曝露マウスを用いた特発性環境不耐症の発症機序解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K15375
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 衛生学・公衆衛生学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

三宅 美緒  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (80128610)

連携研究者 上島 通浩  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (80281070)
坂本 龍雄  中京大学, スポーツ科学部, 教授 (60262896)
伊藤 由起  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (80452192)
研究協力者 澤本 和延  
澤田 雅人  
大矢 奈穂子  
若山 貴成  
佐藤 博貴  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワード呼吸上皮化生
研究成果の概要

2-エチル-1-ヘキサノール(2EH)は、シックビル症候群を引き起こす。2EHによるシックビル患者には、初期の咳や鼻の症状が発症した後に、他の化学物質にも反応する化学物質過敏症様の症状を示す人がいる。また、不定愁訴を呈するケースも報告されている。2EH慢性吸入曝露(0, 0.5, 10, 100 ppm)によって嗅覚過敏やうつ様症状を発症するのではないかと仮説を立てた。嗅覚試験では、対照群と比較して0.5 ppm曝露群では嗅覚試験のスコアが低く、100 ppm曝露群では逆に嗅覚試験のスコアが高かった。うつ症状の行動試験において、本研究の曝露濃度では2EH曝露によるうつ様行動は見られなかった。

自由記述の分野

毒性病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

化学物質過敏症の患者では目眩、発汗異常等の自律神経症状が見られることから、自律神経系への作用や嗅覚過敏状態の持続がこの疾病に関与していると考えられる。したがって、本研究はブレークスルーをもたらし、化学物質過敏症発症の機序解明の第1歩となる蓋然性は高く、将来根本的な治療法の提案につながる。

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公開日: 2019-03-29   更新日: 2024-01-30  

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