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2018 年度 研究成果報告書

自己羊水幹細胞シートを用いた新生児難治性疾患に対する新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K15536
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 胎児・新生児医学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

田中 守  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)

研究分担者 落合 大吾  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80348713)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード羊水 / 幹細胞 / 創傷治癒 / 線維化
研究成果の概要

妊娠24週以前の胎児は、全く瘢痕化なく創傷治癒する事はよく知られており動物種を超えて保存されている。このため、ヒト羊水幹細胞(human amniotic fluid stem cells: hAFS)は他の間葉系幹細胞よりも強力な抗線維化作用を有するのではないかと仮説を立てた。また、細胞シート作成の際、hAFSを効率よく目的の細胞に分化すると分化型細胞シートが作成可能なのではないかと考えた。
我々は、hAFSの多分化能の検証と細胞シート作成に成功した。そして、動物実験にて、その細胞シートは強力な抗線維化作用を持つことを明らかにした。しかし、分化型細胞シートは作成できなかった。

自由記述の分野

胎児医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

細胞工学技術の進歩により細胞シートを作成することが可能になった。細胞シートは、成人疾患には臨床応用が開始されているが、 新生児疾患ではほとんど検討されてこなかった。新生児にヒト羊水幹細胞(human amniotic fluid stem cells: hAFS)を用いた細胞治療を行う際、「頻回の細胞注射で生着する幹細胞数を増やす」方法が考えられる。しかし、新生児には負担が強いため、非侵襲的に幹細胞生着率を上げるツールとしてhAFS細胞シートの開発を試みた。我々は、hAFS細胞シート作成に成功し、その細胞シートは強力な抗線維化作用を持つことを動物実験で明らかにした。

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公開日: 2020-03-30  

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