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2018 年度 研究成果報告書

電子線形加速器を用いた医療用放射性核種の製造技術についての基礎検討

研究課題

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研究課題/領域番号 16K15580
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 放射線科学
研究機関京都大学

研究代表者

関本 俊  京都大学, 複合原子力科学研究所, 助教 (10420407)

研究協力者 糸洲 慧視  
田中 航  
小野 裕一朗  
伏見 拓也  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード医療用放射性核種 / 電子線形加速器 / Cu-67 / Mo-99/Tc-99m / Cu-67 / 核医学
研究成果の概要

電子線形加速器で発生させた制動放射線を利用して、医療用放射性核種であるCu-67, Re-188, Ga-Ga, Rh-105, Lu-177の製造が可能であることを確認した。電子の加速エネルギーを変えて各核種の生成量を見積もり、将来の国内需要を満たす量の製造が可能かどうかを評価した。特にCu-67については、本手法により、他の大型の加速器を用いる方法と比較しても充分な量の製造が期待される。

自由記述の分野

核・放射化学、分析化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、小型化が可能であるため、建設コストが安価な電子線形加速器で発生させる制動放射線を用いた効率的な医療用RI製造法の開発のための基礎検討であり、これまで国内では検討されていない斬新な方法を提案するものである。小型の電子線形加速器を使用した医療用RIの製造システムが実現できれば、各地方の拠点医療施設ごとにそれらを配備し、必要に応じた医療用RIの供給が可能となる。
現在、特にCu-67は、腫瘍の診断・治療薬の原料として、国内で安定供給が急務となっており、本研究で提案する方法により、安価にCu-67の安定供給を実現できれば、その意義は大きい。

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公開日: 2020-03-30  

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