LC-MS/MS解析の結果、大腸癌幹細胞マーカーLgr5に共役する分子としてsyntenin-1を同定した。syntenin-1発現の臨床病理学的因子および予後との関連を検証し、機能解析を行った。5年全生存率は低発現群:高発現群=97.8%:63.8%(p=0.001)、5年無再発生存率は低発現群:高発現群=92.4%:61.7% (p=0.001) で、syntenin-1高発現群で有意に再発率が高く生存率が低かった。shSyntenin-1にてL-OHPに対する感受性は有意差に上昇した(p<0.05)。
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