プロスタノイドTxA2、PGI2は、血管緊張と血小板活性化の制御に重要な役割を果たすが、これらのシグナルの活性化状態の正確な評価は行えていなかった。そこで、TxA2、PGI2の受容体TxA2 receptor(TP)、PGI2 receptor(IP)の立体構造の変化を感知することでこれらのシグナルの活性化状態を捉えるバイオセンサーを作成した。TPについては3種類のantagonistに対する良好な反応性の見られるバイオセンサーを、IPについては2種類のagonistに対する良好な反応性の見られるバイオセンサーを得られた。今後さらに検証を進め、研究成果を積極的に発信していく必要がある。
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