角膜細胞外マトリックスの構造を変化させることで角膜厚を調節可能かどうか、遺伝子改変マウスおよび糖分解酵素を用いて基礎的研究を行った。角膜ケラタン硫酸糖鎖合成の律速となる糖転移酵素遺伝子B3gnt7のノックアウトマウスは角膜が薄くなった。B3gnt7を成体マウス角膜で発現抑制するためにタモキシフェン誘導型CreリコンビナーゼとRosa26-mTmGマウスを用いて条件検討を行い、活性型タモキシフェンを眼科用ワセリンに懸濁し角膜に塗布することで遺伝子発現を変化させられることを確認した。またケラタン硫酸分解酵素として組み換え体ケラタナーゼIIを作成しその特徴を解析した。
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