研究課題
挑戦的萌芽研究
ヌクレオフォスミン(NPM)は細胞の中では核小体に存在している。NPMの働きはリボソームの生合成、中心体複製、細胞周期、アポトーシス、そして細胞の分化に関与している。最近、NPMがエンドトキシン刺激のマクロファージより放出されそしてその放出されたNPMが細胞を刺激し炎症性サイトカインのTNF-αやIL-6を誘導する。この研究において、NPMをマウスに投与するために全長NPMベクターの構築そしてその活性を検討した。その結果、得られたリコンビナント(r)NPMはマウスマクロファージ様細胞RAW264.7を刺激し、TNF-αの産生を誘導した。このように、rNPMをマウスへ投与する準備ができた。
救急医学