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2018 年度 研究成果報告書

重粒子線治療法を利用した口腔がんの集学的治療法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 16K15822
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 外科系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

藤井 万紀子  広島大学, 医歯薬保健学研究科(歯), 教授 (70406031)

研究分担者 小池 学  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 重粒子線治療研究部, 主幹研究員(定常) (70280740)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード頭頸部がん / 重粒子線治療法 / 口腔扁平上皮癌 / 放射線治療抵抗性 / 頭頸部粘膜悪性黒色腫
研究成果の概要

頭頸部がんは、特に外科的アプローチで配慮すべき器官が密集する部位に発生することもあり、重粒子線治療の存在は大きい。重粒子線治療は、従来の放射線治療に比べ、重粒子線(炭素線)の物理学的特性から、体深部のがん組織に対して線量を高精度に集中できる。さらに、生物学的効果比(RBE)が2~3倍と高く、酸素増感比(OER)が0.5倍と小さいため、従来の放射線に比べて重粒子線はより高い効果を発揮できる。本件研究では、頭頸部がんに対する放射線治療のin vitro の研究を行い、更に放射線医学総合研究所で実際に行われている重粒子線治療に基づき、治療成績向上に貢献できる方法を探索した。

自由記述の分野

がんの分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

重粒子線治療法は日本発の治療法であることが知られており、実際に日本の技術、施設が世界で最も充実しており、がん研究分野において世界に先んじて効果を上げている治療法の一つである。各種がん治療成績の向上に伴い、将来的に世界各国に重粒子線照射治療の施設が増えていくことは確実である。現在放射線医学総合研究所では、重粒子線照射装置の小型化にも取り組んでおり、海外への輸出や国内での施設増設も更に可能性が高まっていくと考えられる。今後重粒子線治療が特定の難治がんに対する標準治療法となる可能性を鑑みて、新規治療法の開発に取り組んでいく必要がある。

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公開日: 2020-03-30   更新日: 2021-02-19  

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