研究課題/領域番号 |
16K15899
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 甲南女子大学 (2017-2018) 大阪大学 (2016) |
研究代表者 |
牧本 清子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (80262559)
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研究分担者 |
井上 満代 兵庫医療大学, 看護学部, 助教 (70803667)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | SLE / 疲労感 / トリガー要因 / 連続モニタリング / むずむず足症候群 / 睡眠 / 活動量 / 冷感 |
研究成果の概要 |
SLE(Systemic Lupus Erythematosus) 患者の疲労感の変動とトリガー要因を探索するため、一か月間の身体活動量、疲労感、睡眠時間などを測定した。16名のSLE患者をリクルートし、一般的QOL、疾患特異的QOL,睡眠のQOLを1か月間の測定期間の初日と最終日の2回測定した。対象者の平均年齢は44.1歳±8.0で、罹病期間の中央値は17.5年であった。SF-12による一般的なQOLの変動はみられず、疾患特異的QOLは身体的健康やコーピングに変化がみられ、疾患特異的QOL測定の必要性が示唆された。
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自由記述の分野 |
看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
毎日一か月間データ収集を行うため、対象者のリクルートに時間を要し、現在健常者をリクルート中で、詳細な報告は半年後の予定である。本研究成果として、疾患特異的尺度の重要性が示唆されたである。対象者16名中1名は、研究期間中にSLEが再燃し、患者が睡眠などのデータのモニターを希望したため、データ収集を行った。その結果、寛かい期と再燃時のQOLの相違、離床回数の変化が観察された。そして、本事例に、むずむず足候群が再燃期の終わりに出現した。腎不全のSLE患者に、むずむず足症候群がみられることは報告されており、今後、SLE患者におけるむずむず足症候群の関連要因についての研究が期待される。
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