研究課題/領域番号 |
16K15961
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
林 一美 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (30279905)
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研究分担者 |
山崎 智可 富山県立大学, 看護学部, 助教 (80601666)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 診療所看護 / 看護項目 / 重要度 / 実施度 / 乖離 |
研究成果の概要 |
目的:診療所看護項目を明確化し、「重要度と実施度」それらの「乖離」を明らかにした。方法:診療所勤務の専門看護師・認定看護師14名に聞き取り調査し、質的記述的分析にて「診療所看護領域と内容、項目」を作成した。診療所勤務の看護師25名および、専門看護師・認定看護師16名に、デルファイ法を用い作成項目を2度アンケート調査した。 結果:「診療所看護領域と内容、項目」は、8実践領域と内容、79看護項目であった。デルファイ法2次調査は、全てが重要度を高く判断したのは20項目であった。実施度が高かったのは6項目であった。乖離は、看護師25項目、専門看護師・認定看護師4項目と大きく差が認められた。
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自由記述の分野 |
在宅看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「診療所看護領域8領域(Ⅰ~Ⅷ)と内容、看護項目79項目」を明らかにした。領域と項目数は、Ⅰ診療所看護師としての基本姿勢10項目、Ⅱ診療所の対象者の看護過程を行う18項目、Ⅲ診療提供を効果的におこなうための看護8項目、Ⅳ診療所マネジメントに関する看護20項目、Ⅴ往診・訪問診療に伴う看護6項目、Ⅵ医療・福祉・教育機関との連携11項目、Ⅶコミュニティナースとしての看護提供3項目、Ⅷ専門職としての自己啓発3項目であった。 診療所看護項目の重要度と実施度、乖離に関し、看護師および、専門看護師・認定看護師の特徴を明らかにした。これらの結果は今後、診療所看護に関する教育内容を検討するうえで有用性がある。
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