研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、女子大学生を対象に、青年期女性の「やせ」問題についてPositive Deviance(PD)の考え方を用いて解決策を見出すことを目的として調査を行った。健康的な体型(BMI:18.5以上25kg/㎡未満かつ体脂肪率:21以上34%未満)である者は、通学やアルバイトへの移動時などに歩く自転車を利用する、階段を積極的に利用するなど日常の中で身体を動かすことやテレビ視聴の合間や入浴後など短時間のストレッチや筋肉トレーニングを意識的または無意識に行っていることが認められた。
看護学
青年期女性の「やせ」問題に対し、健康的な体型である青年期女性が体型を維持するために実践している行動が見出された。これらの行動は青年期女性自身が既に生活の中で実践しているものであるため同年代の他者も取り組みやすい生活改善につながると考えられる。また、健康的な体型として体重だけでなく体組成(体脂肪率)も考慮していることから、これらの行動を生活に取り入れることは加齢に伴う筋量や筋力の減少への備えにも資すると思われる。