本研究を通じて,学習者の学習プロセスの評価として,理解レベルを設定し可視化することが可能である点,ネットワーク分析を用いた検討が可能であることが示唆された.身体動作と概念変化の学習プロセスを可視化するシステムの要件としては,矢印を用いて学習プロセスを示すことや身体動作と概念変化の図形を変えることで了解可能であることが示唆された. 本研究の結果から,協調的な問題解決プロセスでは身体動作と理解レベルの往還が起きることで不正解だった学習者が正解に至る可能性が示唆された. 本システムによって教師が身体動作も含めた理解深化の様子を確認し学びの支援へと繋げられる可能性が考えられた.
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