研究課題/領域番号 |
16K16251
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 滋賀医科大学 (2017-2022) 京都光華女子大学 (2016) |
研究代表者 |
荻田 美穂子 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (00455031)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | フレイル / 認知機能 / 社会環境 / 生活習慣 |
研究成果の概要 |
高齢者のプレフレイル・フレイル及び認知機能低下としてあらわれる脳老化の進展に寄与する要因について検討した結果、地域高齢者の場合、身体的フレイル状態及び精神・心理的フレイル状態になっても、一時改善を認める者は、その後数年間の新規要介護状態を抑制していた。加えて、要介護状態へ移行する要因には、家族構成、居住年数、社会参加などが関連している可能性があるものの、その関連性は認知機能低下の可否により異なることが示された。さらに、生活習慣病である糖尿病を有するフレイルハイリスク集団においては、認知機能低下を疑うものが多く、血糖管理状況がフレイルや死亡に関与することが示された。
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自由記述の分野 |
老年看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一度身体的フレイル状態及び精神・心理的フレイル状態になっても、一時的に改善を認める者は、その後の新規要介護状態を回避することができていることが考えられ、フレイル状態での介入強化の必要性を示した。後期高齢者へのフレイル健診への受診勧奨の根拠しても用いることが可能です。
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