研究課題/領域番号 |
16K16438
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
柳田 早織 北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 講師 (20548581)
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研究協力者 |
溝口 兼司
西澤 典子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 痙攣性発声障害 / 過緊張性発声障害 / 鑑別診断 / 評価アルゴリズム / 聴覚心理的評価 / 音響分析 / 治療効果の判定 |
研究成果の概要 |
痙攣性発声障害は、喉頭に限局したジストニアと考えられているが類似疾患との鑑別が困難で重症度や治療効果に関する標準的な評価方法が確立されていない。本研究課題では、新たに開発したVisual Analog Scaleを用いた聴覚印象評価と音響分析による評価アルゴリズムを開発した。感度および特異度を算出した結果、本評価アルゴリズムは除外診断および確定診断を補完する評価法として有用であることが示された。
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自由記述の分野 |
音声障害
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
話しことばの要素のうちで声帯を音源とする「こえ」の異常は、近年「発声障害」として社会的に注目され病院を訪れる患者数が爆発的に増加している。なかでも喉頭の局所性ジストニアとされる痙攣性発声障害は類似疾患との鑑別が専門家の間でも難しい。本研究課題は、聴覚印象評価と音響分析を組み合わせた痙攣性発声障害における評価アルゴリズムを開発し、本評価アルゴリズムが除外診断および確定診断を補う評価法として有用であることを示した。
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