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2016 年度 実施状況報告書

日本学者レオン・ド・ロニーのネットワークの研究―未公開資料を活用して―

研究課題

研究課題/領域番号 16K16804
研究機関首都大学東京

研究代表者

Belouad Chris  首都大学東京, 都市教養学部, 助教 (20725139)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード日仏交流史 / 幕末・明治期 / フランス / フランスにおける日本学 / レオン・ド・ロニー
研究実績の概要

課題1:未公開資料の整理と調査
レオン・ド・ロニーの曾孫である、ベネディクト・ファーブル=ミュラー氏(Mme Benedicte Fabre-Muller)とフィリップ・ロスシュタイン氏(M. Philippe Rothstein)打ち合わせを行い、ミュラー氏が所有している未公開資料について打ち合わせを行い、未公開資料の公開が可能かどうか、どのような形で公開するかについて相談した。以下の3点について情報提供および相談を受けた。1) ロニー夫人が開いていたサロンのゲストブック(Livre d’or)、2) ロニーの遺言書、3) ロニーが所有していた、フランス人の漫画家ジョルジュ・フェルディナン・ビゴー(Georges Ferdinand Bigot, 1860-1927)によるカリカチュアのアルバム集
また、報告者が上記の1)~3)について一人で調査を行ない研究成果を公開するのではなく、ミュラー氏、ロスシュタイン氏と論文を共同執筆することを決定した。

課題2:図書館での資料調査
パリ市にあるフランス国立図書館(BNF)で資料調査を行った。ロニーが設立した学会に焦点を当て、以下の資料について調べた。1)「日本研究学会論集」(Memoires de la Societe des Etudes japonaises)、2)「国際科学連盟年報」(Annales de l’Alliance scientifique universelle)

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

未公開資料の整理と調査に関しては、計画通りに進んだ。数回に分けてミュラー氏とロスシュタイン氏に会い、研究方針について相談し、未公開資料の公開について承諾を得ることができた。
加えて研究成果の公開において協力することを決定した。
一方で、2017年に報告者の所属機関が変わったこともあり、図書館での資料調査については資料の整理と分析はまだ不十分で、研究成果の公開は準備の途中である。ただ2017年 8月に日本比較文学会で論文投稿、2017年10月に日仏学史学会で発表、2017年12月に同学会で論文投稿の予定があり、全体としてはおおむね順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

課題1:未公開資料の整理と調査
1) 2017年9月はミュラー氏とロスシュタイン氏に会い、未公開資料の調査と分析に取り組む。2) それと同時に、両氏との論文執筆の準備を進める。
課題2:図書館での資料調査
1) 引き続きフランスで(フランス国立図書館(BNF)及びフランス外務省の資料館(Archives diplomatiques du Ministere des Affaires Etrangeres))資料調査を続ける。2) 2017年の資料調査で得られた情報を生かし、研究成果の一部を公開する(2017年 8月に日本比較文学会で論文投稿、2017年10月に日仏学史学会で発表、2017年12月に同学会で論文投稿の予定)

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公開日: 2018-01-16  

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