研究課題/領域番号 |
16K17087
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 早稲田大学 (2018-2020) 高崎経済大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
安達 剛 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (00535122)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | セキュア遂行 / ロバスト遂行 / 遂行理論 |
研究成果の概要 |
情報構造の仮定に対して頑健であり、かつ要請として厳しすぎない遂行概念として、不完備情報下の被弱支配戦略の逐次消去による遂行を定式化し、その特徴付けを行った。これが段階的な意志決定メカニズムによって遂行可能であることを示した。また、部分的な正直さ付き遂行問題に特有の情報構造の仮定について分析し、その有効性が仮定に大きく依存していることを示した。段階的な意志決定手続きの1つである熟議デモクラシーにおける選択ルールについて、新たな問題を提唱した。
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自由記述の分野 |
メカニズムデザイン、社会選択理論、公共経済学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
制度参加者の多様性を踏まえれば、情報構造の仮定に対する頑健さはメカニズムデザインにとって必須とも言えるが、既存の研究では強すぎる要請となっていた。本研究課題では、段階的な意志決定まで考慮すればメカニズムデザインの領域でしばしば研究される実用的なルールでも満たすものがあるレベルの要請になることが示された。また、逐次顕示メカニズムという、情報構造に頑健な多段階型のメカニズムデザインを分析する上で今後のスタンダードになりうるメカニズムを提唱することも出来た。
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