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2021 年度 研究成果報告書

周期積分の圏化と安定性条件の空間上のフロベニウス構造の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K17588
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 幾何学
研究機関城西大学 (2020-2021)
大阪大学 (2019)
東京大学 (2016-2018)

研究代表者

池田 暁志  城西大学, 理学部, 准教授 (40755162)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2022-03-31
キーワード安定性条件の空間 / Calabi-Yau代数 / Frobenius多様体
研究成果の概要

安定性条件の空間とは、超弦理論に現れるD-ブレーンの安定性を決定するためのパラメーター(中心電荷)の空間であり、数学者のBridgelandにより導入された。一方、周期積分とは、図形の中にある穴の長さや角度を積分により測ったものである。本研究では、この一見異なる「中心電荷」と「周期積分」の間に、考える図形を曲面とした場合を考えて対応関係を見出すことに成功した。また、この対応関係が、考えている曲面に懸垂と呼ばれる操作を実行してより高い次元の図形を構成した場合に、どのように拡張されるかを明らかにした。

自由記述の分野

幾何学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の主題であるD-ブレーンの安定性条件を決定するパラメーター(中心電荷)と周期積分は、安定性条件が発見された約20年前から研究者の間で何かしらの対応関係があることが期待されていたものの、明確に対応関係が定式化され、証明されることは近年までなかった。本研究では、この対応関係を明確化し、曲面に関連する場合は先行研究を含む形で統一的に説明する枠組みを作ることができた。この結果、超弦理論に現れる数理構造の解明に貢献をすることが出来たと言える。

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公開日: 2023-01-30  

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