研究課題
若手研究(B)
低環境負荷な還元反応系を開発する観点から、生体内で酸化還元反応に関与するNAD(P)Hに興味が持たれている。本研究では、NAD(P)Hモデル部位を含有する新規なジカルボン酸化合物を合成し、これを架橋配位子として用いることで、マイクロ孔を有する固体材料である多孔性配位高分子の骨格中に固定化した複合材料の合成に成功した。この複合材料の反応性について検討を行い、還元反応に対して活性を有することを明らかにした。
錯体化学・有機金属化学・有機典型元素化学