研究課題
若手研究(B)
システム利用者の正当性を確認する生体認証の重要性が高まっている.カメラの技術が進歩し高解像度の動画像撮影が可能となり,一度に数十のモダリティを取得することが可能になった.本研究では虹彩認証と目の周辺認証に着目し,モダリティから抽出される多くの特徴量を組み合わせる認証技術を検討した.モダリティの領域ごとの個人性を積極的に利用しながら,多くの特徴量から認証に有効な組み合わせを明らかにし,動的に組み合わせる認証を提案し,実験的に有効性を示した.
セキュリティ
システム利用者の正当性を確認する生体認証の重要性が高まる中,複数のモダリティを用いるマルチモーダルバイオメトリクスが実用化に向けての現実的な解として認識されている.そこで本研究では,マルチモーダルバイオメトリクスで必要となる特徴量を組み合わせる方法に着目した.本研究での提案手法は,モダリティの個人性を考慮し,多くの特徴量を組み合わせた認証を行うことを可能とした.この成果をさらに発展させることで,生体認証におけるマルチモーダルバイオメトリクスの適用範囲を広げることができると考える.