研究課題
若手研究(B)
近年,日本国内においてクルーズ船の寄港回数およびクルーズ人口が増加傾向にある.クルーズ客に関する研究は,寄港地における「消費行動」や「満足度」を把握する調査や,「観光行動」を分析する研究がこれまでなされてはいるが,両者が結びついた分析が行われていない.本研究では,クルーズ客の方を対象に行ったアンケート調査のデータを用いて,訪れた訪問地や滞在時間を変数としてクルーズ客の観光行動パターンを類型化し,その違いによって消費額や観光満足度,再訪意思がどの程度異なるのかを検証した.
交通計画
近年堅調の増加しているクルーズ船の受け入れに際して,時間制約型の観光形態であるクルーズ観光のさらなる増加に向けて多種多様な調査を実施した.その結果,クルーズ旅客の満足度,そわそわ度,回遊度と消費の関係性を明らかにした.その結果,効果的なクルーズ受け入れ態勢の構築に向けて大きな知見をもたらした.