研究課題/領域番号 |
16K18210
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
宋 俊煥 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (00725244)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 都市・地域計画 / エリアマネジメント / 都市再生 / 地域再生 / コンパクトシティ / スマートシュリンキング / 公共交通指向型開発 / 公園再生 |
研究成果の概要 |
高度経済成長と人口増加という社会的背景の下、日本は多様な都市開発制度や事業等によって都市を形成・拡張してきた。しかし、現存諸都市計画制度は、人口減少に伴い縮小する都市には実質的に効力がなくなってきている。そこで本研究は、分散型都市構造をもった地方都市において現在進行型である都市縮小を最適にマネジメントしていくための解法を明らかにするために、都市の未来像を提示するための(1)スマートシュリンキングモデルの構築と検証、都市未来像を決め手としての(2)地域組織の役割、モザイク状増えていく(3)空閑地等のマネジメント手法の3つの視点について論じた。
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自由記述の分野 |
都市・地域計画
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人口減少や高齢化の中、日本の地方都市は世界初の都市縮小を経験している。低い人口密度が広域に広がっている分散型都市構造のコンパクトシティ論に関する既往研究は少なく、自動車依存社会の地方都市において、どこを都市の拠点にすべきか、どの程度コンパクト化すれば、有効なのかなど、未だ明らかとされていない。このような日本の新社会動態からコンパクトシティの新研究分野を探ることに本研究の意義がある。更にスプロール化した都市を再集約するためには、地域社会による合意形成が必修不可欠であり、本研究では地域主体による意思決定ツールとしての地域組織の役割を探ることで、今後進められる地方創成政策に対する貢献も多いと考える。
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