OPTNを介したオートファージー、神経炎症シグナルの解明を通じ、ALS や他の神経変性疾患(アルツハイマー病や多系統萎縮症)の病態を示した。オートファージーについては、ALSでの、複数種のタンパク凝集の存在を報告した。神経炎症系のシグナルについては、NFκBシグナル分子の活性型であるリン酸化p65がアルツハイマー病とALS-OPTNの海馬で凝集していることを確認し報告した。そのほか、多系統萎縮症のミクログリアにおけるNLRP3インフラマソーム関連タンパクについて剖検脳での検討を行い、αシヌクレインとNLRP3インフラマソーム関連タンパク陽性ミクログリアが増加することを報告した。
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