本研究では、ミクログリア細胞ライセートから50種類以上のDISC1相互作用分子を同定し、その中でTRAF6に着目してDISC1との結合を実証した。そして、DISC1ノックアウトマウス由来のミクログリア細胞ではTRAF6が脱局在していることを見出した。更に研究代表者は、グリア細胞特異的なDISC1生理機能を評価するため、Disc1コンディショナルノックアウトマウスを作製した。Genome PCRやmRNA発現実験から、Cre依存的にDisc1遺伝子欠損を確認した。更に、ミクログリア細胞特異的発現Creマウスと交配することで、細胞種特異的DISC1欠損マウスを樹立しつつある。
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