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2018 年度 研究成果報告書

シロアリ類における不妊化遺伝子の進化

研究課題

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研究課題/領域番号 16K18591
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 進化生物学
研究機関慶應義塾大学 (2017-2018)
北海道大学 (2016)

研究代表者

林 良信  慶應義塾大学, 法学部(日吉), 助教 (70626803)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードシロアリ / 遺伝子 / 進化 / 社会性
研究成果の概要

シロアリは、多数の個体が集合して社会を形成する。その社会では個体間での分業がおこなわれており、繁殖に専念する繁殖個体(女王・王)や、繁殖をせずに他個体への給餌等の利他行動を行う非繁殖個体(ワーカーなど)などが存在する。本研究ではシロアリの分業に関わる遺伝子、とくに非繁殖個体の個体発生に関わる遺伝子(不妊化遺伝子)を同定するため、交配実験や全ゲノム情報を利用した解析をおこなった。その結果、不妊化遺伝子が存在するゲノム領域の候補を絞り込むことができた。

自由記述の分野

進化ゲノム学

研究成果の学術的意義や社会的意義

社会性の進化は、単細胞生物から多細胞生物細菌への進化と並ぶ、生物進化の大イベントであり、生物進化について理解を深めるために探究すべき重要な現象である。本研究では、特に複雑で巨大な社会を構築するシロアリにおいて、その社会性がどのような遺伝子によって生み出されるのかを解明することを目的とした。本研究の結果、シロアリの社会性に関わる遺伝子の候補を選定することができた。今後、それらの遺伝子の機能解析を行うことで、社会性を生み出す分子機構の解明につながる。

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公開日: 2020-03-30  

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