研究課題
若手研究(B)
水田を主体とする扇状地地下水を対象に,斜面崩壊を起因とする河川および用水路における濁水流下を契機とした農地水利用変化が各種地下水涵養源および地下水環境に与える影響を多面的に評価した.河川からの涵養と水田からの涵養の時空間的な変化を評価することができ,これら結果を踏まえて地下水位変動メカニズムの要因を示すことができた.
地下水水文学
地下水は目に見えないが,重要な水資源である.また,降水,河川水,水田に灌漑された水など地表面の水からの地下水涵養を受けている.水田が多く広がる扇状地内の地下水を対象として,河川および用水路における濁水化が地表面の水からの地下水涵養量に与えた影響評価を通して,地下水位変動のメカニズムについて検討した.