本研究は、骨格筋のβ2アドレナリン受容体(β2-AR)シグナルの役割の解明を目的としている。β2-ARシグナルの活性化は、FoxO1 mRNAおよびタンパク質の発現量を急速に減少させることが判明した。続いて、β2- ARシグナルの活性化による急速なFoxO1 mRNAの発現量減少の作用機序解明を目的として、microRNAのマイクロアレイを行った結果、β2-ARシグナルの活性化によ り103種のmicroRNAの発現量が有意に変動することが明らかとなった。また、103種のうちの2種のmicroRNAの導入により、FoxO1 mRNAの発現量が減少することが明らかとなった。
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