研究課題
若手研究(B)
ワクモ(鳥類の外部寄生虫)による吸血被害は、世界中の養鶏場で深刻な問題となっている。殺虫剤に変わる新たなワクモ防除法として、ワクチンによる防除法開発に取り組んでいる。本研究では、使用しやすいワクチンの作製を目指し、ウイルスベクターの応用を検討した。ウイルスはほぼ全ての鶏に接種されるマレック病弱毒生ワクチンを用いて、ワクチン抗原遺伝子が挿入された組換えウイルスを作製した。組換えウイルス感染細胞では、抗原タンパク質の発現が認められており、新たなワクモ防除用ワクチンとして期待される。
獣医伝染病学