研究課題
若手研究(B)
イヌやヒトにおいて癌抑制遺伝子であるBRCA2の変異や発現量の低下は、乳腺腫瘍発症と関係する。このBRCA2の発現制御に重要なプロモーター活性を抑制する新規ゲノムDNAの領域を予備的な研究から発見した。本研究課題では、転写の抑制に必要なDNAの配列を50 bpの長さに限定し、この領域に相互作用するタンパク質がBRCA2のプロモーター活性を抑制することを明らかにした。
分子腫瘍学
BRCA2の変異や発現量の低下は腫瘍発症と関係している事がイヌならびにヒトで報告されている。すなわち、適切な発現量を維持することが重要である。本研究では、BRCA2の発現量を抑制するメカニズムを解明しようとするもので、新しい腫瘍発症の原因の解明に繋がることが期待される。