研究課題
若手研究(B)
粘膜面を初発感染部位とする新興・再興感染症に対する効果的なワクチンとしては、全身及び粘膜の双方において強い免疫応答を誘導可能であることが望まれている。アデノウイルスベクター(Adv)を筋肉内へ投与すると、全身だけでなく粘膜面においても搭載抗原特異的なCD8+ T細胞を強く誘導可能である。本研究では、Advのワクチン効果発現メカニズムについて検討し、Ⅰ型インターフェロン(Type I IFN)によって誘導されるIL-17産生性ヘルパーT細胞(Th17)が重要であることを明らかにした。
免疫学、分子細胞生物学